骨粗しょう症
骨粗鬆症は、骨がもろくて骨折しやすい状態になる病気です。骨粗しょう症がある人が転倒したときには骨折が起こりやすくなります。骨粗しょう症の原因はホルモンのバランスの崩れやカルシウムの低下、ビタミンDの低下など多様です。骨折を起こす前に骨の強度を高くすることが重要なので、検査を受けて適切に治療しなければいけません。
お年寄りの骨折( 四大骨折部位 )
お年寄りの骨折に多い箇所に、四大骨折部位と言われる部位があります。
① 大腿骨近位部骨折
太ももの付け根の骨折で、転倒によって起こります。歩けなくなるため、寝たきりになってしまう方もいます。
② 脊椎圧迫骨折
背骨の骨折です。尻もちをつくことで起こることが多いです。骨粗鬆症の方は、普段の生活動作の中でも起こることがあります。
③ 上腕骨近位部骨折
腕の付け根の骨折です。転んだりして肩・肘や手をついた時によく起こります。
④ 橈骨遠位端骨折
手首の付け根の骨折です。転んで手をついた時によく起こります。